フリバン
性行為には生殖機能以外にも、男女の関係を深めるためのコミュニケーションとしても重要な意味のあるものです。性行為を続けているカップルや夫婦は、幸せホルモンが多く分泌され、ストレスが軽減され自律神経のバランスが整い、免疫力が高まるなど健康面でのメリットが多いと言われています。
更年期障害などで性的欲求が低下し、十分な性行為ができないという悩みを解消するために開発されたのが「フリバン」です。
こちらではフリバンについて解説しています。更年期障害による不感症などにお悩みの方は、ぜひご覧になってください。

フリバンの特徴
フリバンは成分フリバンセリンを配合した、先発薬のアディのジェネリック薬です。
女性の性的欲求低下障害や不感症の改善を目的とした医薬品です。
女性は閉経が近くなると更年期と呼ばれる期間になります。
更年期では女性ホルモンが分泌される卵巣の働きが弱くなるため、ホルモンのバランスが崩れ自律神経に影響を及ぼし、心身に変調が起こるようになります。
これが更年期障害と呼ばれる症状です。その一つにうつの症状も含まれます。脳内の神経物質の働きが鈍くなることで起こる症状ですが、同じような精神的な症状に「リビドーの減退」があります。これが性的欲求が起こらない状態です。
更年期の女性がすべてなる症状ではありませんが、お悩みの方が多いと言われています。
先発薬のアディが登場した際には、「女性版バイアグラ」と呼ばれ注目を集めました。実際はちょっと作用が違うのですが、それほど女性からの要望の多さがあったことをうかがえます。
開発したのはジェネリック医薬品で有名なインドのセンチュリオン・ラボラトリー社です。消毒軟膏、抗生物質、抗うつ剤、ED治療薬、早漏防止薬など多くのジェネリック薬を製造しています。ED治療薬のレビトラのジェネリックの「ビリトラ」でも知られています。
錠剤はピンク色のひし形です。
フリバンの使用方法
フリバンセリンは性行為の前に服用するのではなく、就寝前の服用が正しいとされ推奨しています。
服用は8週間ほど長期間続けることで、性的な快感を感じられるような体にしていくのが目的です。
服用するタイミングを同じにすることで、普段の成分血中濃度が一定に保たれ、効果が安定してきます。
服用してから4週間ほどすると効果が現れ始めるので、効き目が感じられないと途中で服用を中止すると本来の効果を得ることができないのでご注意ください。
1回の服用での用量は100㎎が推奨されています。
1度服用してから次に服用する場合は、必ず24時間おいてから服用してください。
飲み忘れた場合は翌日の就寝時に服用してください。
フリバンの効果・効能
フリバンの成分であるフリバンセリンは、性的欲求の低下を改善させる働きがあります。
バイアグラのようなED治療薬は服用してすぐに効果が現れますが、フリバンは長期間服用し性的な欲求が高まるよう脳に働きかけます。
ED治療薬では、中折れの原因酵素の阻害やペニスの血管拡張作用など、直接体の機能に働きかけ性行為をできるようにしますが、フリバンセリンは性的興奮を鎮めるセロトニンの働きを抑え、性的興奮に必要な快楽ホルモンのドーパミンの分泌を促し、性的欲求を高めるものです。
更年期障害での不感症ではドーパミンなどの快感ホルモンの分泌が減少している状態です。愛撫されても快感が得られず、快感が得られないことで、膣分泌液も出ないので性交痛を感じるようになります。性的刺激に対して敏感になるので、媚薬などを使っても効果が現れにくくなります。
フリバンは「女性用バイアグラ」と呼ばれていますが、実際にはメンタルに作用する抗うつ剤に近い働きといえばわかりやすいでしょうか。
それにより低下していた性欲(リビドー)を向上させ、性的快感に良い反応ができるようになります。媚薬的な効果や性器周辺の血行をアップさせる効果は期待できませんので、使用する際にはご注意ください。
フリバンの副作用
フリバンには以下の主な副作用が見られます。
- 眠気
- 吐き気
- 疲労感
- 口の渇き
- 不眠症
頻度が低い副作用として、便秘、腹痛、発疹が確認されています。これらは一時的な場合が多く、体が薬に慣れてくることで現れにくくなるとされます。
フリバンの服用で体に異常が現れる場合には、すぐに医師に相談してください。
フリバンの注意点
アルコールとの併用はフリバンと相互作用を起こす可能性があるため、控えてください。
フリバンを服用できないのは以下の条件に当てはまる方です。
- 成分のフリバンセリンにアレルギーのある方
- 閉経後の女性
- 未成年の方
- 妊娠中または妊娠の可能性のある方、授乳中の方
- 肝機能障害がある方
フリバンと併用が禁止されている薬は以下のものです。
- リトナビル・フルコナゾール・エリスロマイシン・テラプレビルなどの感染症の治療薬
- ジルチアゼム・ベラパミルなどの高血圧、心臓病の治療薬
- 抗うつ剤・向精神薬
フリバンの口コミ&体験談
こちらではフリバンの使用に関しての口コミと体験談を集めています。不感症やそれに伴う性交痛の改善にどんな感想があるかご覧ください。
東京(女性)
セックスしても濡れないのでローションを使ったこともありましたが、そもそもやる気が起きないのでセックスしても気持ちよくなかったです。この薬を進められたので試してみたら、自分からしたいと思ったセックスは気持ちいいと感じることでした。
熊本(女性)
不感症だったので、以前病院で教えてもらった薬の安いジェネリックを試してみることに。最初はバイアグラみたいなものだと思って飲んですぐ試してみようと思ったら、気持ちよさの気の字もありません。そういう薬ではなかったみたいです。ただ買ったからには最後まで使ってみました。劇的ではありませんがセックスの気持ちよさを感じることが出来ました。
山形(女性)
何も感じなくなるのはイヤだったのでこの薬を使ってみることにしました。服用し始めた頃は薬のせいか、ぼや~っとしてましたが、飲み終わったぐらいには触られるとしっかり気持ちいいと感じられるようになりました。女はまだまだ枯れている場合じゃなりません。
栃木(女性)
道のりは長いですが、結果は出ます。セックスっていいものだなと改めて思いました。といっても若い頃の様にはなりませんが。
鹿児島(女性)
苦痛だったセックスはずっとしてなくてセックスレス状態でしたが、勧めらてフリバンを試してみました。最初はなんのこっちゃわかりませんでしが、言われた通りにしばらく飲み続けたら「セックスしたい欲」が出てくるようになってきました。まだしてませんが。
まとめ
若い頃のようにとはいかないようですが、不感症や性的欲求低下障害の治療には効果が見られるようです。使い始めは副作用の眠気も見られるようです。
フリバンまとめ
フリバンはメンタルに作用し、更年期障害による女性の性欲を向上させ不感症や性欲低下障害を改善させる働きのある医薬品です。
フリバンは国内では未認可となっているため、病院やクリニックで処方されていません。
ただし、個人輸入で購入することができます。海外医薬品と扱う通販サイトなどの個人輸入代行業者を利用すれば効率よく、購入することができます。